しょっぱなから難しいこと言いますが、
物理学で言えば
この世に存在する物体は全てエネルギーの振動だそうです。
目で見えてる私たちの体も、机も、コップに入っているお茶も、
物体として見えるものは実はぜーんぶエネルギー。が振動しているだけ。
ほんまかいな(^^;
しかしこれは立証されている定説。なんだって。
ちょっと話はズレますが、「i/fのゆらぎ」ってありますよね。
自然の風のゆらめきや、モーツァルトの音楽にも多いと言われています。
人が「心地よい」と感じる音や風などを周波数計で測定すると、
ある一定の法則があるそうです。
それが「1/fゆらぎ」。
この1/fのゆらぎ、実は私たちの体にも存在しています。
人間の心臓の鼓動は勿論、
人間のバイオリズム、つまり、体温調節、内分泌、神経伝達等、
そしてなんと人間の細胞レベルまでが
1/fゆらぎであるそうです。
私たちは、細胞のひとつひとつまでが、「震えている」存在なのです。
で、ここでまた物理のお話
振動というものは相手に伝わります。
たとえば部屋の片隅にあるギターの弦をつまびくと、
同じ部屋のもう片隅においてあるギターの弦も同じように振動します。
これが「共鳴」といわれる現象です。
1/fゆらぎのリラクゼーション効果は、これと同じ。
本来人間の体がもっていた1/fゆらぎの振動が
何らかのストレスなどでバランスを崩したとき、
体外の音や風からゆらぎの振動を得て、
もう一度自分が持っていたはずのゆらぎを取り戻すのです。
だから「心地が良い」んですよね(^^
私たちが、森林浴や海や川のそばに行くと癒されるのはなぜか。
木々をわたる風の音、鳥の鳴き声、水のせせらぎ。
私たちはこれらの風や音(音は空気中を伝わる振動です)、
つまり自分の体に「振動」として届く物の中にある
1/fゆらぎを感じているからです。
そして、その「ゆらいでいる音」の中には、
人間の耳には聞こえない音(不可聴音)も含まれています。
人間の耳で聞き分けられないからといって、
その音が無いわけではありません。
存在はしているわけです。「耳で」聞こえないだけで。
「1/fゆらぎ」を感じるとき、私たちは
音を「耳で」聴いているだけではなく、
「振動」を「体で」感じているわけなんです。
大昔、アナログレコードからデジタルのCDに変わるとき
多くの音楽愛好家が不満をこぼしました。
音源をデジタル化するとき、CDの容量の関係で
録音可能な音の周波数の幅がアナログレコードよりも狭くなるから。
特にクラシック愛好家からは
音の深みが無くなる、味気ない、と大ブーイング
(技術が進んで今のCDはどこまで改善されてるか知りませんが。。。)
で。
音源をCD化するとき、どの音の周波数をカットしたか。
それは人間の耳に聞こえない音域、または
人によって聞こえる・聞こえないが分かれる音域。
カットされてしまった音域、そこに沢山の
ゆらぎの周波数があるのであれば。
「CDの音はつまらない」と言う意見もあながち間違ってはいないのです 。
(実際、人の耳には聞こえない虫の音や
木の葉の揺れる音は、アルファ波を発生させることが多いそうです)
私たちが音楽をCDで聴くのと、生の演奏を目の前で聞くのは
生演奏の方が臨場感が違うのはやはり当たり前。
音の振動が、体にダイレクトに伝わるんですよね。
そして、CDではカットされているかもしれない
音域の周波数までも、実は体では「感じて」いるのです。
さてここまで長々と難しい話を書いてきましたが、
どこにつながるかというとやっぱりペニンシュラ
(えっマジ?笑
前回、ペニンシュラのロビー・ラウンジでは
生の演奏が聴ける、と書きました。
私がペニンシュラに行った東京最終日、
実は私は、その日のワークショップでびっくり
体験をしてしまって
心臓にかなりの動悸が・・・(笑
しかも、いつまでもドキドキしてて、直らないんです


こんなに体に影響が出てしまった自分にも驚いてダブルでドキドキ。
さすがにちょっと怖くなってしまいまして。。。
せっかくペニンシュラで食事をしていても心は上の空。
いかんイカン、なんとかして落ち着かなきゃ。。。
と思い、食後にお茶を飲みながら頭上から降る音楽に集中してみたところ。
さすが生演奏、体に響く音色がなんと心地よいことか

ヴァイオリンがどうしてあんなに、響き渡る良い音が鳴るか?
それは、弦と弓の摩擦だけでなく、
胴体部分にその音を響かせているからだそうです。
(だからヴァイオリンはあのヘンテコな形なんですね)
生の演奏に集中していると、
まるで自分の体の中にも、ヴァイオリンの弦があるような錯覚が。
人が感動したり、素晴らしいと思ったものに出会うと
「心の琴線に触れる」なんて言葉を使いますが、
まさにそれ。本当に弦が自分の体の中にあるみたい。
音が体の中で響き出して、体全体に共鳴して伝わっていくんです。
自分の体が、今演奏されているヴァイオリンと同じように
ビリビリと震えているのが鮮明に感じられました。
うわーーー すごい


私たちの体は、内臓から皮膚から髪の毛一本までもが振動し、
共鳴する存在なんですね。
オペラ歌手、特にテノールなどの低音は
ある程度体も大きくないと、おなかに響かないから
良い声が出ないとか。うーん、よくわかる気がします。
心臓のドキドキは、そこばっかり気にしてると
かえってひどくなりそうなので、
とにかく、音に集中しよう、音だけを聴いておちつこう、と、
30分以上、私は目を瞑ってずっと体で音を聴いていました。
弦が振動する感覚はいつしか、音が丸くなって
体の中で転がりはじめるように。
赤ちゃんのガラガラを、静かにそっと転がしているような感じ。
ころりん、ころりんと、丸い音が体の中で転がり続けます。
音楽って、こんなにダイレクトに体に響くんですねぇ。。。
クラシックも、生の楽器の音も好きだったし、
ポップやロックのコンサートの臨場感も大好きだったけど、
改めて、音がこんなにも体に心地よく響くものなんだと再認識
体にビリビリ響く音があまりに心地よくて、
うわーー ここから離れられない!
と気持ちはヤク中(笑
しばらくして、演奏が中断してCDに切り替わりました。
音が平面になったので、私は席を立ちました。
(そしてこのタイミングでJRに乗ったら、
ばっちりのぞみ最終に乗れました わーい
)
ホテルの正面玄関を出ると、夜風とともに
すっと頭が切り替わり、いつしか心臓のドキドキも収まっていました。
生演奏、機会があれば、是非皆さんも楽しんでみてください
「音楽療法」は心理学で取り入れられているけれど、
それはあくまで「未病」を防ぐ程度で、
発症してからには生ぬるいと思ってました。
(だって自分が鬱のときは、音楽なんて逆に聴いていられなかったし~
)
でも、生演奏は全然効果が違うみたいです
私たちの体は、自分が思っている以上に繊細で、
ダメージを受けやすいけれど
それを取り戻すことも容易にできるのです。
急に暑くなったので珍しく真面目なこと書いてるな。
と思ったら押してね
↓
物理学で言えば
この世に存在する物体は全てエネルギーの振動だそうです。
目で見えてる私たちの体も、机も、コップに入っているお茶も、
物体として見えるものは実はぜーんぶエネルギー。が振動しているだけ。
ほんまかいな(^^;
しかしこれは立証されている定説。なんだって。
ちょっと話はズレますが、「i/fのゆらぎ」ってありますよね。
自然の風のゆらめきや、モーツァルトの音楽にも多いと言われています。
人が「心地よい」と感じる音や風などを周波数計で測定すると、
ある一定の法則があるそうです。
それが「1/fゆらぎ」。
この1/fのゆらぎ、実は私たちの体にも存在しています。
人間の心臓の鼓動は勿論、
人間のバイオリズム、つまり、体温調節、内分泌、神経伝達等、
そしてなんと人間の細胞レベルまでが
1/fゆらぎであるそうです。
私たちは、細胞のひとつひとつまでが、「震えている」存在なのです。
で、ここでまた物理のお話

振動というものは相手に伝わります。
たとえば部屋の片隅にあるギターの弦をつまびくと、
同じ部屋のもう片隅においてあるギターの弦も同じように振動します。
これが「共鳴」といわれる現象です。
1/fゆらぎのリラクゼーション効果は、これと同じ。
本来人間の体がもっていた1/fゆらぎの振動が
何らかのストレスなどでバランスを崩したとき、
体外の音や風からゆらぎの振動を得て、
もう一度自分が持っていたはずのゆらぎを取り戻すのです。
だから「心地が良い」んですよね(^^
私たちが、森林浴や海や川のそばに行くと癒されるのはなぜか。
木々をわたる風の音、鳥の鳴き声、水のせせらぎ。
私たちはこれらの風や音(音は空気中を伝わる振動です)、
つまり自分の体に「振動」として届く物の中にある
1/fゆらぎを感じているからです。
そして、その「ゆらいでいる音」の中には、
人間の耳には聞こえない音(不可聴音)も含まれています。
人間の耳で聞き分けられないからといって、
その音が無いわけではありません。
存在はしているわけです。「耳で」聞こえないだけで。
「1/fゆらぎ」を感じるとき、私たちは
音を「耳で」聴いているだけではなく、
「振動」を「体で」感じているわけなんです。
大昔、アナログレコードからデジタルのCDに変わるとき
多くの音楽愛好家が不満をこぼしました。
音源をデジタル化するとき、CDの容量の関係で
録音可能な音の周波数の幅がアナログレコードよりも狭くなるから。
特にクラシック愛好家からは
音の深みが無くなる、味気ない、と大ブーイング

(技術が進んで今のCDはどこまで改善されてるか知りませんが。。。)
で。
音源をCD化するとき、どの音の周波数をカットしたか。
それは人間の耳に聞こえない音域、または
人によって聞こえる・聞こえないが分かれる音域。
カットされてしまった音域、そこに沢山の
ゆらぎの周波数があるのであれば。
「CDの音はつまらない」と言う意見もあながち間違ってはいないのです 。
(実際、人の耳には聞こえない虫の音や
木の葉の揺れる音は、アルファ波を発生させることが多いそうです)
私たちが音楽をCDで聴くのと、生の演奏を目の前で聞くのは
生演奏の方が臨場感が違うのはやはり当たり前。
音の振動が、体にダイレクトに伝わるんですよね。
そして、CDではカットされているかもしれない
音域の周波数までも、実は体では「感じて」いるのです。
さてここまで長々と難しい話を書いてきましたが、
どこにつながるかというとやっぱりペニンシュラ

前回、ペニンシュラのロビー・ラウンジでは
生の演奏が聴ける、と書きました。
私がペニンシュラに行った東京最終日、
実は私は、その日のワークショップでびっくり


心臓にかなりの動悸が・・・(笑
しかも、いつまでもドキドキしてて、直らないんです



こんなに体に影響が出てしまった自分にも驚いてダブルでドキドキ。
さすがにちょっと怖くなってしまいまして。。。

せっかくペニンシュラで食事をしていても心は上の空。
いかんイカン、なんとかして落ち着かなきゃ。。。

と思い、食後にお茶を飲みながら頭上から降る音楽に集中してみたところ。
さすが生演奏、体に響く音色がなんと心地よいことか


ヴァイオリンがどうしてあんなに、響き渡る良い音が鳴るか?
それは、弦と弓の摩擦だけでなく、
胴体部分にその音を響かせているからだそうです。
(だからヴァイオリンはあのヘンテコな形なんですね)
生の演奏に集中していると、
まるで自分の体の中にも、ヴァイオリンの弦があるような錯覚が。
人が感動したり、素晴らしいと思ったものに出会うと
「心の琴線に触れる」なんて言葉を使いますが、
まさにそれ。本当に弦が自分の体の中にあるみたい。
音が体の中で響き出して、体全体に共鳴して伝わっていくんです。
自分の体が、今演奏されているヴァイオリンと同じように
ビリビリと震えているのが鮮明に感じられました。
うわーーー すごい



私たちの体は、内臓から皮膚から髪の毛一本までもが振動し、
共鳴する存在なんですね。

オペラ歌手、特にテノールなどの低音は
ある程度体も大きくないと、おなかに響かないから
良い声が出ないとか。うーん、よくわかる気がします。
心臓のドキドキは、そこばっかり気にしてると
かえってひどくなりそうなので、
とにかく、音に集中しよう、音だけを聴いておちつこう、と、
30分以上、私は目を瞑ってずっと体で音を聴いていました。
弦が振動する感覚はいつしか、音が丸くなって
体の中で転がりはじめるように。
赤ちゃんのガラガラを、静かにそっと転がしているような感じ。
ころりん、ころりんと、丸い音が体の中で転がり続けます。
音楽って、こんなにダイレクトに体に響くんですねぇ。。。

クラシックも、生の楽器の音も好きだったし、
ポップやロックのコンサートの臨場感も大好きだったけど、
改めて、音がこんなにも体に心地よく響くものなんだと再認識

体にビリビリ響く音があまりに心地よくて、
うわーー ここから離れられない!


しばらくして、演奏が中断してCDに切り替わりました。
音が平面になったので、私は席を立ちました。
(そしてこのタイミングでJRに乗ったら、
ばっちりのぞみ最終に乗れました わーい

ホテルの正面玄関を出ると、夜風とともに
すっと頭が切り替わり、いつしか心臓のドキドキも収まっていました。
生演奏、機会があれば、是非皆さんも楽しんでみてください

「音楽療法」は心理学で取り入れられているけれど、
それはあくまで「未病」を防ぐ程度で、
発症してからには生ぬるいと思ってました。
(だって自分が鬱のときは、音楽なんて逆に聴いていられなかったし~

でも、生演奏は全然効果が違うみたいです

私たちの体は、自分が思っている以上に繊細で、
ダメージを受けやすいけれど
それを取り戻すことも容易にできるのです。
急に暑くなったので珍しく真面目なこと書いてるな。
と思ったら押してね

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